こんにちは。秘書子(@Jasmineblue55)です。
この度、妊娠が判明し初めて産婦人科を受診しました。
私は中国語ができないので、夫の付き添いが必須。
台湾では妊婦検診に同行するパートナーの方が多いと聞いていたのですが、本当でした!
病院関連についてはほとんどが夫任せになりましたが、台湾での妊婦生活を綴っていきます。
どなたかの参考になると嬉しいです♡
台湾の産婦人科の様子
初診はGoogle mapで調べて、内装がオシャレでキレイだった産婦人科クリニックを選びました。
午後の診察開始前30分くらいに到着して2番目くらいだったのですが、その後、ゾロゾロと行列となり受付開始後10分くらいで「外来受付終了」の看板が出るくらい人気のあるクリニックだったようです。
そしてやはり、パートナーさんも多く付き添われている印象でした。
(スーツ姿の方もいたのでお昼休憩中とかなのかも)
台湾の病院は、午前と午後に加えて夜間(夕方〜)も診察をしているところが多いので、お仕事されてる方や旦那さんの仕事終わりに合流してからでも行きやすいのはありがたいですね。
2回目以降、20週目までは4週ごとに予約という流れだったので予約の時間に向かえば待ち時間はほぼありません。
そして、台湾の妊婦検診はなんと健康保険適用!
産婦人科では受付時に基本料金の100元(約360円)を支払うのですが、
超音波エコーにつわりの薬を処方してもらっても追加料金なしでした。
(以降20週目まで毎回100元でした!)
これはすごく驚きました!
※健康保険を取得するためには台湾に合計で6ヶ月間滞在する必要があります。
※クリニックの場合、20週目までが検診できる範囲のようで、それ以降は実際に分娩する病院での受診をすすめられます。
総合病院での検診(20週目以降)
病院選びについては夫に任せ、評判の良い先生がいる総合病院にしたのですが、この先生はご自身でも産婦人科を開業されているからか総合病院での検診は「木曜日の午後のみ」でした。
評判の良い先生だけあって、いつも診察開始とともに予約者の名前が20人くらい表示されています。
初回は総合受付で問診、産婦人科でエコー検診と、クリニックで検査した内容の確認のみでした。
ここからはエコー写真はもらえずでしたが、毎回エコーの様子を動画で撮影させてもらいました。
(クリニックの時も撮影OKでした)
総合病院での検診2回目以降からは毎回、体温/尿検査/身長/体重/血圧測定が必須。
診察のあとは2週間後に予約を取ってくれます。
38週目まで(計15回)のお会計はいずれも100元(約360円)、39週目のみ自己負担が増えて340元(約1230円)でした。
それでも安い…!
その他行われた検診
20週目以降の検査といえば、母子手帳に以下の記載がありました。
- 24〜28週 : 妊娠糖尿病検査 (中国語:妊娠糖尿病篩檢)
- 30週前後 : 梅毒血清反応 (中国語:梅毒血清反應)
- 33週前後 : GBD検査 (中国語:乙型鏈球菌)
実際には妊娠糖尿病の検査はスキップでしたので、梅毒血清反応(血液検査)とGBD検査のみを受けました。
妊娠糖尿病に関しては全員必須なのかと思っていましたが、毎回診察前に受けている尿検査での数値に問題ないとのことで、受けなくて良いと言われました。
※参考までに25週〜35週目頃で体重増加は+3kg、尿糖値/尿蛋白は基本(−)でしたが(+)の時もありました。
先生に質問した事
SNSなどで情報を収集していると、日本では行われている検査が行われなかったり、検査の説明がなかったり…と不安になることもありましたので、以下のことは事前に確認しました。
(いつも「正常です。問題ありません」としか言われない…)
質問 | 回答 |
無痛分娩希望ですが事前に日にちを決めますか? | 当日(生まれる直前)でOK!間に合わない場合もあり。 |
入院中は個室希望ですがありますか? | VIPルームあります。当日空いてたら利用可能です。 |
入院時に準備しておくものを教えてください。 | リストをもらう。その後35週検診の時に先生から改めて解説あり。 |
胎動をどのくらいの間隔で感じない場合病院に行くべきか | 6ヶ月くらいまでは(朝昼/or/昼夜)と感じればOK。7ヶ月以降は(朝昼夜)わかればOk |
(切迫早産等)どういう症状が出てた時に連絡すべきですか? | 強い痛みや出血があったときはすぐに連絡を。 |
母子手帳(媽媽手冊)っていつどこでもらえる?
診察の流れやタイミングについては日本とほぼ同じようですが、台湾では母子手帳を産婦人科の先生から受け取ります。
2回目の診察で、心拍が確認できた日でした。
日本では”市役所などに申請しに行く”というイメージがあったので診察後の先生からのお話を聞いているときにさくっと手帳が出てきて驚きました。
早速、そこに色々と書きこまれていきました。
(そしてメモ欄に大きく「Japanese」と…笑)
性別が判明したらあっさり告げられる?
生まれるまで性別知りたくない…という方もいらっしゃると思うのですが、私の場合、エコー検診の時に「ここが頭です、心室が4つに胃、足、手、あ、女の子ですね〜」とさらりと教えてもらいました。
16週目(妊娠5ヶ月)のタイミングでした。
早い人で12週目頃、30週間近でも確定しない子もいるそうので本当人それぞれなんだなーと思いましたが、私はこの段階でほぼほぼ確定でした!
すすめられたオプション検査
母子手帳をもらった位のタイミングで今後、オプションで受けれる検査の説明がありました。
どれも早い段階で受ける必要がありますが、検討するには十分に時間があります。
以下、参考までに私が受診しているクリニックでの検査内容をご紹介します。
▼新型出生前診断(NIPT)/非侵産前染色體篩檢
週数目安 | 検査方法 | 料金 |
10週以降 | 血液検査 or 羊水検査 ※料金によって項目が異なります |
15,000元〜38,000元 (約54,000円〜136,800円) |
▼脊髄性筋萎縮症検査(SMA)/脊髄性肌肉萎縮症篩檢 ※こちらの検査は台湾人向けのようです。
週数目安 | 検査方法 | 料金 |
≈10−13週 | 血液検査 | 2,000元(約7,200円) |
▼クアトロテスト(母体血清マーカー検査)/母血唐氏症篩檢 ※私はこのクアトロテストのみ受けました。
週数目安 | 検査方法 | 料金 |
15−16週 | 血液検査 | 2,000元(約7,200円) |
出生前診断(NIPT)についてはいろんな考え方があると思います。
台湾と日本での考え方も当然違うし夫婦でじっくり話し合いが必要ですね。
私は日本の友達に相談し、検査を受けていない人が多かった事と診察で特に何も言われなかったのでクアトロテストのみしました。
結果の説明を受けた時に、異常なしでほっとしました。(結果は2週間後)
日本語の母子手帳取得方法
台湾の母子手帳は当然、中国語…
さっぱりわかりません。
台湾に住む日本人向けに母子手帳を発行してもらえると聞いたことがあったので、日本台湾交流協会に電話で確認をしたところ、以下の内容で取得することができました。
受取可能な場所
・台北 / 高雄
受取時に必要なもの
・旅券又は居留証,妊娠している証明(孕婦健康手冊等)
郵送希望の場合
郵送での受け取りを希望される場合(以下を同封し郵送)
- 日本人母の旅券又は居留証のコピー(電話番号を記載)
- 妊娠している証明(孕婦健康手冊等)※コピー可
- 切手(印刷品で送付する場合16元/書留で送付する場合36元)
- 住所・氏名を記載した横14cm×縦19cm以上の封筒
(宛先)10547 台北市松山区慶城街28号
日本台湾交流協会台北事務所領事班母子手帳係
引用元:日本台湾交流協会
マタニティマークはどこでもらえる?
台湾では交通機関の窓口でもらえるようです。
私は高雄に行った時に地下鉄の窓口でもらえました!
申請方法などはわからなかったので、マタニティマークの写真を見せながら
「どうやったらもらえますか?」と聞いたらすぐに準備してくれました。
キーホルダーではなくバッチになっていて、想像よりも大きかったです。
何種類かあるようですが、私はこのバージョンが欲しかったので満足です♡
まとめ
妊娠がわかってからは、わからないことばかりで、調べたり日本の友達に聞いたりしてたくさん勉強になりました。
台湾の医療制度は素晴らしいのでとても安心できますし、日本の医療事情(私が日本人だから)も考慮してくれたりもしました。
今回の内容をまとめると…
- 台湾の妊婦検診は健康保険適用なので安い
- 母子手帳は産婦人科の先生から手渡される
- クリニックの場合20週目まで。
- 20週目以降は実際に分娩する病院での受診が必要
- 日本語の母子手帳は日本台湾交流協会でもらえる
- マタニティマークは交通機関の窓口でもらえる
初めての妊娠&出産が海外でという、ハードな挑戦にはなりますが、楽しんで過ごしていこうと思っています。
次の記事では、産後ケアセンター(月子中心)について書いていきます。