こんにちは!秘書子です。
7月に家族で日本に引っ越しました。
いつかは日本に拠点を移したいと考えていたので在留資格に関してはなんとなくは調べていたのですが、思ったより簡単で早く取得できました。
「台湾在住でコロナ禍での申請」というちょっと特殊なパターンかもしれませんが、これから申請を考えている方の参考になると嬉しいです。
※実際に申請される際は、最新の情報と合わせてご確認くださいね!
はじめに
コロナ禍の現在、外国人は長期滞在のビザがないと日本に入国ができません。
そのため、今回は台湾人の夫が日本に滞在するための「在留資格認定証明書」いわゆる配偶者ビザを日本に行かずに申請&取得しました。
「出入国在留管理庁(福岡)」に事前に電話で確認したところ、母を代理人としての手続きが可能とのことで、提出書類などは通常通り準備をして郵送しました。
- 在留資格認定証明書:1ヶ月(GW含む)
※最長で3ヶ月かかる場合もありますといわれました。 - VISA発給:1週間(警戒レベル3の時)
※通常5日程度だが、コロナの影響により2週間程度かかる可能性があると言われました。
在留資格認定証明書とは
在留資格認定証明書とは外国人が長期で日本に滞在できる在留資格を証明する文書で「入国して良いですよ」という許可証のようなもの。
入国する際に有効なVISAとは異なります。
在留資格認定証明書を取得できたら、各国の大使館(台湾の場合「日本台湾交流協会」)に行き、VISA取得の手続きを進めます。
今回は日本人の配偶者という入国目的で申請。
滞在期間の種類は1年、3年、5年とあるようです。初めての申請なので1年かなと予想していましたが、3年の滞在許可をもらえました。
在留資格認定証明書取得の流れ
在留資格認定証明書の申請は下記のスケジュールで準備を進めました。
- 必要書類の記入
- 日本に郵送(実家宛)
- 入国管理局で申請(母にて代理申請)
- 認定書が返送される
- 認定書を台湾に郵送する
- 日台交流協会でビザ申請
- ビザが発給される
- 航空券取得
4月に入って準備をはじめて、4/21に申請。
ゴールデンウィークを挟むので時間がかかるかなと思いましたが、ちょうど1ヶ月で承認をいただけました!
在留資格認定証明書の書類準備
提出する書類は下記の通りです。
- 在留資格認定証明書交付申請書 1通
- 身元保証書 1通
- 質問書 1通
- 写真 (縦4cm×横3cm) 1様
- 日本人の戸籍謄本 (全部事項証明書) 1通
- 申請人の国籍国で発行された結婚証明書 1通
- 日本人の住民税の課税納付書 および 納税証明書 各1通
- 日本人の世帯全員が記載されている住民票の写し 1通
- 日本人の住民税の課税納付書 および 納税証明書 各1通
- スナップ写真 (夫婦揃って容姿がしっかり写っているもの) 2〜3枚
- 返信用封筒 (返信先を記入し、404円分 (簡易書留用)の切手を貼っておく)
特に難しいものではないのですが、次の章で詳細を説明していきます!
在留資格認定証明書に必要な書類
出入国在留管理庁のサイトに「在留資格認定証明書交付申請」が記載されていますので一つずつDLしてプリントアウト、記入していけばOKです!
1.在留資格認定証明書交付申請書
入国目的によって書類が異なりますので下記をダウンロードしてください。
今回は下記の書類が必要でした。
14 【日本人の配偶者等】【PDF形式】
申請書の中で、迷った項目があったので、記載しておきます!
12.滞在予定年月日 | ビザをいつもらえるか未定なので「ビザ認可が下り次第」と記載しました。 |
21.在日親族(父母配偶者子〜〜) | 父と母の名前を記載しました。 |
25.滞在費支弁方法 | 月々の生活費の予定を記載しました(私の場合30万と記入) |
27.在日身元保証人または、連絡先 | 母の名前、住所、電話番号を記入 ※最後の署名欄には代理人のサインが必要です! |
書類は全部で3枚です。
2.身元保証書
こちらからダウンロードできます。
特に難しい部分はないので、必要事項を記載しました。
3.質問書
準備する書類の中で一番の難関がココかもしれません。
特に申請者(夫)と配偶者(私)の結婚前と結婚後の台湾と日本の渡航歴詳細を記載するのに時間がかかりました。
設問2 「結婚に至った経緯(いきさつ)についてお尋ねします」 |
この部分で、偽装結婚と疑われないように詳細を書く必要があるようです。「別紙添付します。」と記載し、出会いから娘の出産までを写真付きで用意したもの(全7枚)と合わせて提出しました。 2人だけの写真ではなく、家族や家の様子などもあると良いと読んだことがあったので満遍なく盛り込みました。 |
必要ないかもしれないですが、最後に日本に移住する理由も書き添えました。
4.写真 (縦4cm×横3cm) 1様
「1.在留資格認定証明書交付申請書」の1枚目の右上に貼付します。
※念の為、予備でもう1枚用意しました。
5.日本人の戸籍謄本 (全部事項証明書)
娘のパスポート取得の際に戸籍謄本を送ってもらったのですが、そちらを添付しました。
手元にない場合は、代理人の方に市役所で取得してもらいます。
6.申請人の国籍国で発行された結婚証明書
台湾の「戸口名簿」のコピーを用意しました。
夫の名前の部分に、配偶者として私の名前、娘の名前も記載してあります。
※日本語には訳していません。
7.日本人の住民税の課税納付書 および 納税証明書 各1通
わたしは台湾に住んで4年になるため納税証明性を取得できません。
代わりに台湾の納税証明書は必要か聞いたところ、「今後、日本で生活していくための書類なので不要」とのことでした。
※別紙で「納税証明書を提出できない旨」を記載したものをWordで作成し提出しました。
8.日本人の世帯全員が記載されている住民票の写し
台湾に来る際に海外転出届を出しているので住民票がありません。
※別紙で「住民票を提出できない旨」を記載したものをWordで作成し提出しました。
スナップ写真
「2.質問書」で使用していない写真を選び、3枚添付しました。
ウエディングフォト、台湾の3家族で行った墾丁旅行、娘と三人で写った写真の3枚です。
返信用封筒
返信先を記入(実家の母宛)し、404円分 (簡易書留用)の切手を貼って提出しました。
在留資格認定証明書が返送されるまで
私は2021年4月21日に申請し、5月21日に書類が届きました。
ちょうど1ヶ月です。
ゴールデンウィークを挟んでいたためもう少しかかるかなと予想していましたが、早くてびっくりしました!
VISAの申請(日台交流協会)
この時、台湾もコロナの感染拡大でビザの発給状況が不明だったので事前に電話で確認しました。
ビザの種類(配偶者ビザ)を確認され、「発給できます。通常は5日程度ですが、2週間〜1ヶ月程かかる場合があります」と言われました。
日本から書類が届いたら以下を持って申請します。
- 在留資格証明証(原本)
- パスポート
- 写真 1枚
申請は夫1人で行ったので、申請内容の詳細は不明ですが、「受理され次第電話します」と言われたそうです。
※受け取り時に830元が必要。
結果!
1週間で連絡が来ました!早かったー!
【まとめ】在留資格認定証明書の申請から申請からVISA取得まで
準備に最も時間がかかったのは書類の作成。
「③質問書」2人の馴れ初めが重要と聞いていたので、事細かく記載しました。
そのほかは想定よりも早く対応していただけたので良かったです!
4/18:日本に書類を送る
4/21:入国管理局にて申請
5/21:在留資格認定証明書の通知が届く
5/28:台湾に書類が届く
6/01:VISAの申請
6/08:VISAができた旨の連絡が入る
在留資格認定証明書は必ず取得できるとは限らないので、ドキドキしていました。
また、台北→福岡便が便が運航しているかも不明だったので問い合わせて運航していることを確認。
元々一時帰国用に購入していた分の日付を変更し、夫のチケットを購入しました。
その他、PCR検査の予約、高鐵(台湾新幹線)の予約、前泊するホテルの予約なども済ませました。
次の記事では、台湾から日本へ引っ越す際に準備したものなどをまとめてみようと思っています。