こんにちは。秘書子(@Jasmineblue55)です。
台湾では産後約1ヶ月を「坐月子(ズオ ユエズ)」と呼び、出産で心身ともに疲れた母体を休めるために、栄養のある薬膳料理を食べてしっかりと静養をする習慣(文化)があります。この期間を大事にする事で体質改善や更年期を楽に過ごすことができるそうです。
「坐月子」の方法はいくつかあり、両親に手伝ってもらったり、自宅で産後ケアシッターさんに来てもらって行う事もできますが、今回は「月子中心(産後ケアセンター)」を利用することにしました。
台湾も日本と同様に少子化が問題視されていますが、月子中心(産後ケアセンター)は年々増えているそうで、私が予約したところも去年できたばかりでとてもきれいな施設でした!
また利用後にレポートしますが、今回は見学についてのポイントや様子をご紹介します。
月子中心(産後ケアセンター)って何するところ?
見学の時に説明されたのは主に以下のような感じでした。
- 1日3食の月子餐(薬膳料理)
- 看護師資格を持った方が24時間体制で新生児のケアをしてくれる
- 週2でママの検診、週1で新生児の検診
- 旦那さんも宿泊可能
- 両親学級を開催(沐浴指導等)
- 新生児期に必要なものが全て用意されている(一部購入が必要なものもアリ)
その他、授乳指導や赤ちゃんのプール教室、ママ向けのマッサージやヨガ教室などもあるようです。
基本的には母体を休めることを優先的に24時間体制でサポートしていただけるので、睡眠時間を確保したいときは授乳(母乳orミルク)の時間でもお願いできるそうです。
画像:博醫產後護理之家
初めての出産に加えて、言葉が通じない海外での出産で不安だらけですが、滞在する約1ヶ月で夫婦でしっかり基礎を学んでいこうと思います。
月子中心(産後ケアセンター)ってどうやって選ぶ?
月子中心(産後ケアセンター)は産院と併設しているところと独立しているところがあります。
産院からの距離や自宅までの距離、旦那さんが通勤しやすいところなど、人それぞれ条件があると思いますが、初めての経験なので、まずは1施設目で話を聞いた上で検討事項をあげていこうと考えていました。
他の方が利用されていた情報や、検討事項などをリサーチしてみると、以下の項目を気にされていたようです。
- 即決で割引あり
- ◯◯サービスがあり
- 支払い方法が柔軟(カード払いOK等)
- 内装やデザイン
- 1フロアの部屋数等(新生児室が近いと泣き声が聞こえる?)等
月子中心(産後ケアセンター)の決め手と予約の時期
私の場合、住んでいるところが田舎なので元々数が少ないのですが、1施設目がキレイすぎて選ばない理由がなかった事と、もう一つの候補施設が「分娩する人専用(参院と併設)」だっため、迷う事なく契約してきました。
そのほかには以下の3つが安心材料になりました。
- 2019年6月にできたばかりなのでキレイでオシャレ!
- 月子餐(薬膳飯)の試食が美味しかった!
- アメニティがロクシタン♡
見学の後に料金の説明があるのですが、宿泊数が長くなるほど割引率が高いと言う感じでした。
1泊あたり4,800〜6,880元(約17,000〜24,500円)でしたが、台北や台中は最低でも7,000元(約21,000円)からが相場と聞いて驚いています…
見学や予約の時期について補足
都市部や人気の施設、第二子での利用(子供も泊まれる部屋希望の方)は妊娠8週目頃で予約しないと満室になると聞いていましたので、早めの見学をオススメします。
月子中心(産後ケアセンター)の食事の試食
施設によっては食事(月子餐)の試食ができます。
普段、台湾料理を好んで食べない私を心配して夫が「食事が口に合うか心配…」と相談したようで、試食の際に味付けをリクエストできると知りました。
試食希望日を伝えて、後日再訪問すると、持ち帰って食べれるスタイルで、メニューはこんな感じでした。
- ミネストローネ
- 茹でた野菜
- 鶏肉と大根の煮物
- 筑前煮みたいなやつ
- 白ごはん
- 養肝茶
- 龍眼のデザート
もっと漢方漢方しているのかなと思ったのですが、意外にあっさりでした。
「月子餐」と呼ばれる漢方や薬膳料理にはいろんな効能があります。
●子宮の戻りを良くする
●抜け毛防止
●母乳の出を良くする
●血行を良くする(体を温める)等
これらは産後すぐの体では栄養面について考えたり満遍なく摂取できるものではないので、大変ありがたいです。
「美味しくないよ〜」といろんな人に聞いていたのですが、とても美味しかったです!
(もしかしたら日本人が試食すると言う情報が伝わっていたのかも知れませんが…)
量は多かったので、半分しか食べることはできませんでしたが、一緒に試食した夫も「え?美味しい」とびっくりしていました。ひとまずこれで、安心です♡
「産後ケアセンターは利用しないけど、この食事はデリバリーしたい」と言う事も可能です。
私がお世話になる施設も、それぞれ高雄と屏東にある業者で、デリバリー用のパンフレットをもらいました。
月子中心(産後ケアセンター)問い合わせ方法と入居まで
キーワードとしては「月子中心」や「產後護理之家」で検索して、見学予約の連絡(問い合わせフォーム等)を入れます。
※メールで申し込みしても電話で連絡が来ました。
見学予約時に必要な物は、出産予定日を伝えるくらいでした。
契約が完了すると以下の説明がありました。
- キャンセル料の発生時期
- 用意する物(主に自分の身の回り品)
- どのタイミングで連絡を入れるか
- デポジットと精算のタイミング等
月子中心(産後ケアセンター)で快適な産後ライフを
産後の状態についてはとても想像がつきませんが、”海外での出産”というハンデもあり(今年は新型コロナの影響も…)少しでも安心を買うという感覚で利用する予定です。
里帰りできず、実親が来てくれると言う事もできないので、1ヶ月間しっかりと静養させてもらおうと思います。
夫も一緒に宿泊できて、子育てに関する基礎を一緒に学べる機会があるのは本当にありがたいなと思っています。
頼れるところには頼って、無理なく子育てをしていきたいですね。
実際に利用した後にまたレポートします!