こんにちは。秘書子です。
台湾人夫の日本での在留資格が「永住者」となりました。移住から1年ちょっとで申請したのですが「永住権の申請は時間がかかる」「最低でも1〜2年はかかるかも」と思っていたのですが、申請からわずか4か月というスピードでの受理には正直びっくりしました。
この記事では、私が実際に申請したスケジュールや準備の流れ、早く受理されたと考えられる理由をシェアしたいと思います。これから永住権の申請を考えている方の参考になれば嬉しいです。
日本で永住権を申請したきっかけ
私は3年間の在留資格だけでも結構満足していたのですが、台湾人夫は永住権が欲しかったようで、色々とリサーチを進めていました。
必須条件である下記3つをクリアしてた時点で申請をしようということになりました。
①婚姻生活が3年以上継続していること
②日本に引き続き1年以上在留していること
③安定した収入があること
ただ、なかなか受理されないという事も聞いたことがあったので長い挑戦になるのかなと一応覚悟はしていました。
永住権がある事で得られるメリット
永住権があれば、更新が不要で就労制限もなくなります。
3年に一度とはいえ、行かなくて済むのであれば、ありがたいですよね。また、社会的信用も高くなるので住宅ローンのや融資なども受けやすくなるそうです。
最初の配偶者ビザの在留期間は3年
私たちはコロナ禍の2021年7月に家族で日本に移住しました。その際、台湾人夫の日本人での在留資格を申請し、3年間の許可をいただけました。
その後、半年間の就職活動を経て、2022年1月に就職しました。
そして、勤続年数が1年を超えた2023年2月に申請をし、無事永住者となりました。
永住権申請に必要なもの
出入国管理庁の永住許可申請のページを参考に下記の書類を用意しました。
書類を集めるだけで、難しいことは何一つありませんでした。
②写真(縦4cm×横3cm) 1葉
③身分関係を証明する次のいずれかの資料
└申請人の方が日本人の配偶者である場合
配偶者の方の戸籍謄本(全部事項証明書) 1通
④申請人を含む家族全員(世帯)の住民票 1通
※ 個人番号(マイナンバー)については省略し、他の事項については省略のないものとするようお願いします。
⑤会社等に勤務している場合 在職証明書 1通
⑥直近(過去3年分)の申請人及び申請人を扶養する方の所得及び納税状況を証明する資料
⑦-1申請人及び申請人を扶養する方の公的年金及び公的医療保険の保険料の納付状況を証明する資料
⑦-2 直近(過去2年間)の公的医療保険の保険料の納付状況を証明する資料
└健康保険被保険者証(写し)
※ 現在、健康保険に加入している方は提出してください。
⑧パスポート(旅券)又は在留資格証明書 提示
⑨在留カード 提示
⑩身元保証に関する資料
※その他:通帳コピー
永住権の申請スケジュール(配偶者ビザから永住者へ)
次に申請のスケジュールです。特に急いでいるわけでもなく、またどのくらいかかるかわからなかったので、時系列に記載していきます。
入国管理局にて申請。
追加書類の提出や質問事項があれば電話がありますと言われるだけでした。
2023/03/20
郵送にて追加書類の提出を求められる(提出期限3/27)
※内容と注意点を後述します。
2023/03/30
さらに電話にて提出書類についてと追加質問される
(日本に入国してから今までの納税状況について)
2023/04/xx:追加書類を郵送
2023/06/12:通知書が届く(ハガキ)
2023/06/xx:入国管理局に行き永住者カードに切り替え
※期限が設けられてます。
申請時に注意したいこと
①申請後の長期不在は避けた方がよさそう。
最初に追加書類のお知らせが届いたのは、台湾に長期滞在中でした。
帰宅後、郵便受けを見てびっくり。追加書類の提出期限まで残り数日だったので慌てて書類を揃えに行きました。
とはいえ、申請からいつ届くかもわからないし、事情を伝えればパスポートのスタンプ提示とかでなんとかなったかも?とも思いました。
②納税義務はしっかりと果たす。
追加書類は、過去の納税状況や年金に関する資料の提出を求められました。私は過去2回ほど、長期で海外にいたため、国保免除の申請をしていたのですが、その事について証明する書類が必要でした。また、夫も1年間日本に滞在していた期間があったので、その間の納税状況について資料を求められました。どちらも市役所と年金事務所にて用紙を出力していただけました。
その当時SNS上で、「過去に税金を滞納していたため、永住権がもらえなかった」という投稿を見かけたので、しっかりと納税しておくことが必要です。
永住権申請が想定より早く通った理由(私なりの考察)
- 3年の在留資格を持っていた(=安定とみなされた?)
- 納税・年金などの記録に一切の滞納なし
- 転職歴・転居歴が少なく、生活が安定していた
- 子どもがいて家庭環境が安定していると判断された?
永住権を取得できてよかったこと
日本に移住当初はマイホームの購入は全く考えていなかったのですが、永住権を取得してしばらくたった頃、なんとなく住宅の見学に行った際に、「外国籍の方でも永住権があれば住宅ローン通りますよ!」と聞いて、急にマイホーム計画が進みました。
また、転職に関しても永住権があった事で少し有利に働いたかなという気もします。
終わりに
永住権の申請には、家族構成や婚姻歴、収入状況などによって個人差があります。
そのため、この記事でご紹介した流れがすべての方に当てはまるとは限りませんが、あくまでひとつの体験談として参考にしていただけたら嬉しいです。
※永住権を取得できたのは2023年です。